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2015年7月22日
今回は「家系図」を書いてみるということですが、
前回の名前の由来や、ご先祖様についての会話をした流れから、
まずは一緒に、分かる範囲で家系図を書いてみましょう。
※書き方は自由に簡単にで大丈夫です。
書きながら、両親や祖父母にとっての両親や祖父母や、
兄弟姉妹などについて色々と聞いてみてください。
「おじいさんとおばあさんは、
昔では珍しかった恋愛結婚だった」
など、今まで聞いたことが無かった事も聞けるかもしれません。
例えば、
どこに住んでいて、どんな仕事をしていたのかや、
いくつの時に、どんな理由で亡くなったのかなどを聞いてみると、
本題に少しずつ近くなってきます。
必ず聞いてみるべきポイントは、
『過去に相続で大変な思いをした話や体験がなかったか』です。
「おばあちゃんが亡くなった時、誰が何を相続するかで
兄弟で揉めて揉めて...大変だったよ」
など、もし何かあれば自分が相続させるときに、
同じような大変な思いはさせたくないという気持ちから、
相続対策を具体的に考えてくれることに繋がって行きやすいのです。
さらに、家系図を書いて見てみると、
自分(両親や祖父母)がバトンタッチをする時、
◎遺産を誰に、どんな割合で分けたいのか
◎誰に相続の権利があるのか
◎相続人同士の関係性はどうか
などを考える良いきっかけとなるはずです。
また、実際に役所などで調べてみると、ほとんどの方が
江戸時代末期くらいまではご先祖様を確認できます。
戸籍の保存期間は150年(以前は80年)なので、
随時古いものが処分されている可能性がありますが、
ご先祖様がどんな仕事をしていて、どこに住んでいたのか、
いくつで亡くなっているのかなど、
専門家に調査を依頼すれば、色々と分かってきます。
昔は兄弟が多かったですが、基本的に長男がすべてを相続する
という家督相続制度があったため、相続でのもめ事は、
今よりもずっと少なかったようです。
平等に相続されるようになった今の方がもめるているというのは
なんだか複雑ですね・・・。
還暦(60歳)や米寿(88歳)などの長寿のお祝いに、
家系図を作って贈るのも良いですね!
『えんまん相続研究会』所属の先生(行政書士)が、
家系図に関する調査・作成をされています。
ご質問やご興味のある方はお問い合わせください。